マガジン 飲食

カフェの内装費用はいくらかかる?費用を抑えるコツもご紹介

これからカフェを開業しようとしている方がまず気にしているのは費用だと思います。

今回は内装の費用に焦点を当てて説明していきます。

目次

カフェの内装工事内容

そもそもカフェの内装工事とは何をしているのでしょうか。実は内装工事とは内装仕上げ工事と設備工事を合わせて内装工事と呼んでいるのです。

内装仕上げ工事とは設計図、デザイン図通りに店内の床や壁、天井や仕切りを設置する工事の事。

設備工事とは電気やガス、水道、空調、換気に関する配管や機器の設置をおこないます。

具体的に工事内容は以下となります。

解体工事

主に居抜き物件で発生する、不必要な床材や壁材、設備を破壊、撤去する工事です。

仮設工事

仮設工事というのは工事をするための一時的な足場や設備を組み立てる事です。これにより円滑に工事が進みます。

軽量鉄骨 ボード工事

軽量鉄骨 ボード工事とは天井まで柱を立てたり、壁や天井の骨組みを作る工事の事です。昔はほとんどの建物の骨組みに木材が使用されて
ました。しかし今では安全性を考慮して鉄製の材料を使用するのが一般的です。

建具工事

建具工事とは工作物に木製または金属製の建具を取り付ける工事です。建具とはふすまや扉の事を指します。

照明器具工事

照明を取り付ける工事です。照明はお客様のリラックス感に大きく関わるものなのでしっかり話し合って施工しましょう。

内装工事

内装工事とは壁や床に木材や石材を詰める工事の事です。

パーティション工事

パーティションの設置でお客様とキッチンのスペースを分け、お客様にプライベート感を提供することができます。

造作工事

レジカウンターや待合スペースの造作です。

電気工事

電気設備の設置と配線を施工します。カフェはコンセントの使用が多いため、場合によってはコンセントの増設も必要になります。

クロス、塗装工事

壁や天井、ドアなどをクロス(壁紙)や塗装で仕上げる作業です。

給排水工事

給水、排水設備の取り付けです。

空調設備工事

空調設備を取り付け、配管を設置する工事です。おしゃれなカフェでは適切な温度管理が要求されるので空調設備を複数設置することもあります。
空調を室内全体に行き渡らせるために20坪のカフェだと6~8馬力のエアコンが必要です。

消防設備工事

消防設備工事とは火災報知機や消火設備、避難設備を設置する工事です。カフェは多くの火を扱う業態ではありませんが、準備をしておくことが大切です。

・サイン工事

サインとは建築物にある案内看板の事であり、それを取り付ける工事の事です。看板のデザインから作成、設置まで一括で施工します

その他雑費
その他デザイン費や設計費、現場管理費など諸経費が掛かります。

カフェの内装工事にかかる費用

工事の内容は上記の通りです。たくさんの項目がありますが、どの工程も必ず必要なものです。ではこれらの工事にどのくらいの金額がかか

るか見ていきましょう。

仮設工事 7万円

解体工事 25万円

軽量鉄骨 ボード工事 80万円

建具工事 60万円

電気、照明工事 12万円

クロス・塗装工事 20万円

内装工事 80万円

給排水工事 12万円

空調設備工事 150万円

消防設備工事 8万円

サイン工事 20万円

設計費 15万円

デザイン費 20万円

現場管理費 20万円

計 529万円

おおよその相場はこのくらいです。上記は17坪の物件を想定しています。

近年資材の高騰により内装費用は増加傾向にあります。次の項目で少しでもカフェの内装費用を抑えるためのコツをご紹介します。

内装費用を抑えるコツ

近年費用が増加している内装費用。どうすれば少しでも費用が抑えられるかを見ていきましょう。

物件の選定

内装費用は物件によって大きく費用が変わります。少しインターネットで調べると、スケルトン物件よりは居抜き物件の方が安くなるという記事も多く出ています。
たしかに居抜き物件の方が金額を抑えられることが多いのですが、居抜き物件選びで失敗する例として、設備が残りすぎていて解体費用が高額になることが挙げられます。

カフェの開業なのに焼肉屋や中華料理屋など、設備があまりにも大きいものを選ぶと解体費で200万円ほどかかることもあります。

居抜き物件だからと飛びついて契約するのではなく、少しでも自分の開業したいカフェに業態が近い居抜き物件を探すことが大切です。

設備のレンタル

カフェには高価なミルやエスプレッソマシンの設置が必要になります。開業時には費用がかさみ、設備にお金を掛けられず味を落としてしまう事でお客様が離れていくということも珍しくありません。

コーヒーメーカーだけにとどまらず、様々なキッチン家電をレンタルできます。はじめはレンタルを利用し、収益が増えてきたタイミングで購入すると味を落とさない設備の維持ができます。

内装工事の際は相見積もりを取る

内装工事は費用が大きくかかります。相場や工事の内容を知るためにも必ず複数の業者から見積もりを取る、相見積もりをしましょう。

業者によって100万単位で金額が変わる場合もありますし、多くの提案が複数の業者からもらえます。

カフェの内装費用が開業準備金の中で占める割合

先程カフェの内装工事には費用が掛かるお話をしました。では、内装費用はカフェの開業準備金のどのくらいを占めるのでしょうか。

17坪程度のカフェの開業に際し、準備する総金額は1200万円前後と言われています。上記の内装費を照らし合わせると内装費用は全体の40%~50%となります。

内装費用以外の必要資金は主に物件取得費、備品や消耗品購入費、広告費、運転資金となります。しっかりとした資金配分で開業を進めましょう。

カフェの内装費用が開業準備金の中で占める割合

今回はカフェの内装費用についてお話させていただきました。

物件選びや相見積もりを活用して少しでも費用を抑えましょう。

内装広場ではお客様の希望を反映した内装業者を無料で複数ご紹介しています。業者選びや相見積もりで迷った際は利用するとよいでしょう。

        

    お問い合わせ

    必須目的

    必須ご用件

    任意会社名・屋号

    任意ご担当者

    必須メールアドレス

    必須電話番号

    -マガジン, 飲食