カフェを開業する方なら誰もが考えるおしゃれな店舗。しかし具体的にどのような店舗ならおしゃれな店舗と呼べるのかと聞かれたら答えられる人は少ないはず。今回はお客さまからおしゃれと思われる店舗のコツを解説します。
カフェをおしゃれに見せるコツ『空間』
せっかく設備や小物に費用や時間をかけても客席が狭く、隣同士が隣接していたらおしゃれさとはかけ離れた店舗になってしまいます。
もし店舗の敷地が広くなかったとしても広く感じさせることはできます。おしゃれと呼ばれる店舗は空間をどう活用しているのでしょうか。
・スケルトン天井
坪数が小さくても高さを出すことによって空間を広くすることが出来ます。
内装施工時に天井をスケルトンにすることによって通常のボード天井より60cm~100cmほど高くなります。
また、スケルトンの天井は近代的でおしゃれな印象を与えるので、空間を確保しつつおしゃれな店舗を実現することが可能です。
・店舗の色合い
同じ敷地の内装でも色合いによってお客さまが感じる印象は大きく異なります。
お客さまが広いと感じやすい色は白やオレンジなど暖色系の色です。店舗全体を白で統一することも効果的ではありますが、可能ならば床を暗めの色にして壁と天井を白にすると白が際立ち、効果が増加します。
・席数の調整
近年、はやり病の対策としてソーシャルディスタンスを確保している店舗が増えてきました。
もし内装工事中に客席の幅が狭いと感じたら勇気を出して席数を減らすことも視野に入れましょう。
もし、テラス席が設置できるのであればそこで席数を確保するとお客さまの回転率を下げずに営業ができます。
空間を活かしてお客様がリラックスできる店舗を完成させましょう。
カフェをおしゃれにみせるアイテム
カフェを利用した際、おしゃれなアイテムに目を惹かれたことはありませんか?今回は置くだけで店内が少しおしゃれに見えるアイテムをご紹介します。
・メニュー表、メニュー入れ
お客さまが来店したときに必ず見るもの、それはテーブルでも内装でもなくメニューです。
メニューの種類や掲示してある場所などは業態によってさまざまですが、木製のメニューや黒板に記載するタイプはお客さまからの人気があります。
・レシート回収BOX
レシート回収BOXもお客さまの目に触れやすい備品です。基本はプラスチックの容器のようなものを利用しますが、木製の商品や、プラスチックの物にシールや細工を施すとおしゃれに見えます。
おしゃれさを求めすぎてレシートが入れづらいなど機能性を落とすことは避けましょう。
・ハンドソープ
意外と思う方も多いかもしれませんが、ハンドソープを安価なものではなく少し高価なものにするとおしゃれに見えたり、気を使っていることが分かり喜ばれることが多いです。
おしゃれなアイテムを駆使して他店と差をつけましょう。
おしゃれなカフェの例『ナチュラル』
おしゃれなカフェについて想像がついていない方も多いと思います。今回は一例としてナチュラルにコンセプトを置いたカフェについて見ていきます。
・自然光の活用
電気の光も光源の確保には必要ですが、リラックス効果を出すには自然光が一番と言われています。
自然光を活用するには、光がある程度通るカーテンの材質にしたり、窓を大きくすること、入ってきた光を活かすために天井を白くすることが挙げられます。
・自然素材の利用
当然ながらナチュラルなイメージを演出するには自然の素材を利用することが大切です。
机や椅子を木製にしたり、観葉植物の設置、天井吊り下げ方のプランターなどはナチュラルなイメージに加えおしゃれさも演出できます。
ナチュラルなイメージは木材だけではありません.。海が近い店舗では貝殻を利用したりその土地に合った自然感を演出しましょう。
カフェをおしゃれにする際の注意点
空間やアイテム、ナチュラルさなどカフェをおしゃれにする方法を解説しましたが、注意点もあります。それはやりすぎないことです。
インテリアは手軽に取り入れやすい反面、簡単に作れるアイテムやどこにでもありそうな雑貨を置いてしまうと、残念な印象になることも。小物は置きすぎるとかえって圧迫感もあります。
丁度良いバランスをしっかり見極めましょう。
まとめ
今回はカフェをおしゃれにする方法と注意点について解説していきました。
スタイリッシュに見せるには何事もやりすぎず、バランスを取ることが重要です。
おしゃれなインテリアを取り入れた店舗を実現してリピーターを増やしてみませんか。