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焼肉屋開業にあたって必要な設備

特別な日や大人数で楽しみたい日にいきたい焼き肉屋。そんな焼肉屋開業にあたっては、適切な設備を選ぶことが重要です。特に生肉を扱う焼肉屋では、厨房設備から客席のコンロ、さらに店内の空気を清潔に保つダクトシステムに至るまで、衛生的で効率的な運営を支える設備が必要です。

ここでは、焼肉屋を開業する際に考慮すべき主要な設備について解説します!

焼肉屋の厨房設備とは?

お客さん自身にお肉を焼いてもらう楽しみのある焼肉屋。

特に生肉を扱う焼肉屋では、厨房環境が清潔で、食材の鮮度を保つことが求められます。

冷蔵庫

鮮度が命となる焼き肉屋に無くてはならないのが冷蔵庫。

食材の乾燥を防ぎつつ、鮮度の保ちやすい「恒温高湿の冷蔵庫」や大量の肉や野菜を保存できる「業務用冷蔵庫」「業務用冷凍庫」が必要になってきます。

鮮度が重要となってくるため、密閉性も高く、細かな温度設定のできる物が好ましいでしょう。また、焼肉屋では扉の開閉が多くなることが予想されるため、冷却能力の高い強制対流式の冷蔵庫がおすすめです。

必要となる冷蔵容量の目安としては「1人当たりの食材ストック量×目安となる客数×保存日数」で計算しましょう。冷凍容量はここで出されたリットル数の3分の1を見ておくと良いです。

冷凍ストッカー

食品ロスの軽減のために使えるのが冷凍保存という方法です。ここで役に立つのが冷凍ストッカー。

お肉と一緒にお酒も出やすいからこそ、氷が不足しがちになりますが、そんな時に氷をストックしておくのにも使えます。中でも肉を長期保存したい場合には鮮度を保ったまま長期間保存ができる超低温タイプのものを使うのが良いでしょう。

選び方のポイントとして、サイズと容量、省エネ性能、温度管理の機能、使いやすさが挙げられます。チェスト型は大容量で省エネ、アップライト型は食品の整理がしやすいです。

業務用食洗器

肉の提供に必要なほか、グラスなど、焼肉屋では大量の洗い物が出てきます。

回転率を上げるためにも業務用の食洗器の導入があると良いかもしれません。

また、生肉を扱うということもあり、雑菌の繁殖も考えられるため、高温で洗浄することで殺菌も見込めます。衛生面にもしっかりと配慮できる他、人件費の削減もできる画期的なせ設備です。

ガスレンジ

肉はお客さん自身に焼いてもらうとは言え、もちろん厨房内での調理が必要となるメニューもありますよね。ガスレンジは上部にガステーブル、足元にオーブンがあるため、2つの調理を同時に進めることができ、作業の効率化が図れます。

大きさは厨房の大きさを考慮したものを選ぶようにしましょう。

焼肉屋の客席設備とは?

 

焼肉屋と言ったらメインとなるのが客席のコンロでしょう。

客席までも厨房のような役割を果たす焼き肉屋だからこその設備についていくつかご紹介いたします。

テーブル用コンロ

焼肉屋と言えばテーブルで肉を焼くことができる小さなコンロを連想するのではないでしょうか?

コンロ単体でテーブルに設置するものからテーブルにすでに埋め込まれている形のものもあります。

卓上コンロ型のものは備長炭を使うような炭火焼肉を楽しんでもらいたい場合におすすめです。火力が強く、香ばしく焼き上げられるといったメリットはあるものの、テーブル一体型のコンロでは使用できないほか、煙が大量にでるため注意が必要です。

一方、テーブル一体型のコンロの場合、無煙で楽しめるものが多い利点があります。また、テーブル一体型のコンロにはノンダクト式の物が多く、ダクトを必要とせずともテーブル内で完結する事が可能となるため、内装工事においてダクトの設置の手間が省けるといった利点も挙げられます。

ダクト

焼肉屋でのダクトシステムは、お店の快適性と衛生環境を保つ上で極めて重要です。このシステムは、焼肉から発生する煙や油、臭いを効果的に外へ排出する役割を担っています。焼肉屋特有の煙や匂いは、美味しさの一部である一方で、店内が煙や匂いで充満してしまうと、お客様の快適な食事体験に影響を及ぼす可能性があります。また、油煙は厨房機器や内装に付着し、清掃が困難になるだけでなく、火災のリスクも高めます。

こうした問題を解決するために、ダクトは換気システムの核心部として機能します。空気の流れを適切にコントロールし、店内の空気を清潔に保ちながら、快適な温度と湿度を維持します。特に、焼肉屋では、テーブルごとに排煙機能を持つダクトシステムを設置することが一般的です。これにより、煙がお客様の顔に直接行かないようにし、食事の楽しみを最大限に保ちます。

ダクトシステムの設計には、効率的な煙の排出はもちろん、エネルギー効率の良さやメンテナンスのしやすさも重要な考慮点です。

焼肉屋の設備にかかってくる費用はいくらくらい?

厨房設備だけでも焼肉屋の開業にあたっては300~1300万はかかってきてしまうことが見込まれます。これは開業する焼肉屋の規模にもよりますが、一般の飲食店と比較しても生肉など鮮度が重要となってくる食材を大量に取り扱う必要があることから、決して安いとは言い切れない費用が掛かってきてしまいます。

また、先にも少し触れたダクトを設置するとなるとさらに高額になることがあります。

参考までにダクトの設置費用通しては1坪当たり80~100万ほど掛かってくることを抑えておきましょう。

焼肉屋の設備費用を少しでも抑えるためにできること

高額な費用がかかってきてしまう設備費用。できることなら抑えられるところは抑えたいですよね。

そんな時に検討してもらいたいのが「リース品や中古品の利用」です。新品で購入するよりもリース品や中古品を使うことによって新品で揃えるよりも格段に費用を抑えることができます。

また、ダクト工事に関しても以前焼き肉屋だった居抜き物件を使うことによって費用を大幅に抑えられることが見込めるためこちらの検討もおすすめします。


焼肉屋開業に向けて、冷蔵・冷凍設備、食洗器、ガスレンジ、テーブル用コンロ、ダクトシステムなど設備をしっかりと選ぶことが大切です。これらを適切に揃え、管理することで、安全かつお客さんにとっても居心地の良い食事の場を提供できます。

まとめ

今回は焼肉屋の設備費用を抑える方法について解説しました。

焼肉屋の場合、匂いなどの観点から内装工事にも気を配らないといけなくなってきてしまいますが、多くの人に愛される焼肉屋の開業を目指しましょう!

        

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